地球に接近中の小惑星

只今、地球に接近中です。
地球から、地球の衛星である月までの距離の約3倍まで近づきます。
最接近は1月26日(米国時間)です。
天体望遠鏡or双眼鏡の準備はよろしいでしょうか?
小惑星2004 BL86星人の皆様、地球を観測する最大のチャンスです♪

 

【恐怖】1月26日、巨大小惑星が”過去200年で類を見ないほど”地球に接近する!!

一昨日、こんなニュースをネット見つけて、驚いてしまいました!

 

まだ新年も始まって3週間足らずというこのタイミングで、全地球人にとって非常に気掛かりなニュースが飛び込んできた。なんと今月、巨大小惑星が地球に最接近する見込みだというのだ。しかもその位置が、過去200年間で最も地球に近いというのだから、これはただごとではない。詳細についてお届けしよう。

英紙「The Daily Mirror」をはじめとする複数の海外メディアが今月18日に報じたところによると、間もなく地球に最接近する小惑星とは、直径約500mの「2004 BL86」。2004年、NASAとMIT(マサチューセッツ工科大学)の共同プロジェクト「リンカーン地球近傍小惑星探査(LINEAR)」により発見された。

いまだ謎も多い小惑星「2004 BL86」の最接近は、今月26日と想定されており、その位置は地球から月までの距離(38万km)の約3倍、120万kmの地点であるという。今回は、地球衝突という最悪の事態は起きないと考えられているが、宇宙の広大さに比べればニアミスのような接近距離なのだ。この点について、元・NASA「地球近傍天体プログラム」事務局長のドン・ヨーマン博士は次のように語っている。

「来週月曜日にやって来る小惑星『2004 BL86』は、少なくとも過去200年でもっとも地球に接近します」
「脅威にはならないことが分かっていますが、宇宙の大きさを考えれば、これは極めて近くであると言えます。観測と分析の絶好の機会となるでしょう」
「アマチュア天文家が望遠鏡や双眼鏡で観測するのに十分な明るさを持っているでしょう。私もお気に入りの双眼鏡で試してみたいと思います」
「小惑星は特別なものです。将来には、貴重な鉱物資源や天然資源となるでしょう」

さて2027年8月7日には、直径1kmほどの「1999 AN10」という巨大小惑星が、今回よりもさらに近い、地球から約3万kmの距離にまでやって来ると考えられているとか。「2004 BL86」そして「1999 AN10」の両小惑星が、何かの間違いで地球に衝突することがないよう祈るばかりである。

              「2015年1月20日エキサイトニュースより引用」

我が目を疑いました!

だって『”過去200年で類を見ないほど”地球に接近する』ですよ?
タイトルだけ読むと驚きますよね。
一体、どの位近づくというのでしょうか?

まさか大気圏をかすめるとか?!

しかしよく読むと
『その位置は地球から月までの距離(38万km)の約3倍、120万kmの地点であるという』

えっ? 遠いし… 十分距離あるし…?

『”過去200年で類を見ないほど”地球に接近する』って?

去年も小惑星が月の軌道の内側に入った事があったはずです。
つい数日前は、月までの距離の1.6倍だかの距離まで近づいた小惑星もありました。

別に3倍の距離なんて珍しくないですけど???

もしかして、私の表の見方が間違っているとか…
ずーっと勘違いしていた?

私は地球に接近する小惑星が気になって、時々NASAのNear Earth Object Program
というサイトで情報をチェックしています。

Near Earth Objectとは、地球近傍小惑星の事です。
説明するまでもなく、地球に近づいてくる軌道を持つ小惑星の事です。

私がよく見ているNEOの表があります。
この表の見方をずっと間違えていたのかと思いました。

表の中の問題の箇所を赤い枠で囲ってみました。

NEO1

2015年1月20日に月までの距離の1.6倍と、1.8倍の距離まで近づいた小惑星がありますよね。

本当に表の見方が間違っているのか思わず見直してしまいました。

表には1 LD = Lunar Distance = ~384,000 kilometers  と書かれています。
月まで距離に間違いありませんね。

次の表に接近中の小惑星 2004 BL86 も表に出ていますので、赤い枠で囲ってみました。

NEO2

表に因ると月までの距離の3.1倍、小惑星の大きさは、420m~940mです。

『その位置は地球から月までの距離(38万km)の約3倍、120万kmの地点』
『直径約500mの「2004 BL86」』
記事と内容が一致します。

表の見方は間違ってなさそうですね。
いくら英語だからって、こんな簡単な表を見間違えるはずありません。
自分を疑って損をした気分ですが、自分を100%信用したことはないので、まぁいいです。

では何が『類を見ないほど。地球に接近する』なのでしょう?

『【恐怖】1月26日、巨大小惑星が”過去200年で類を見ないほど”地球に接近する!!』

あーーー!巨大小惑星!という部分ですね!

確かにサイズ的には大きいです。
「ドデカイ小惑星が地球に近づいてくるよ」って言いたかったわけですか!

『元・NASA「地球近傍天体プログラム」事務局長のドン・ヨーマン博士は次のように語っている。』
語ったのは、元NASAの職員の博士ですね。

この記事のタイトルにあるような大袈裟な言い方をしたのが、その博士なのか、
あるいは記者なのかは分かりませんが、私も別の意味ですごい勘違いをさせられました。

勝手に勘違いして自分を疑っただけでしたけれど
表の見方が間違っていなかったのは良かったです。

私の場合、英語の表の見方より、日本語の解釈に問題ありですね。