3年ぶりに太陽黒点が消滅

昨日7月17日は、太陽黒点が一つも観測されなかったようです。
まだ宇宙天気情報センターの太陽黒点数データは更新されていませんが、おそらく17日は0になりそうです。
つい10日程前まで太陽黒点は200個を超える日もあったのに、まさか急に無くなってしまうとは
思いもしませんでした。

黒点数7月7日~10日間

提供:宇宙情報センター

太陽風も磁気圏も静かで、これではオーロラが出現する確率が低そうですね。

端折って説明すると、太陽黒点の領域内で太陽フレアが発生し、それに伴って多くの場合CME
(コロナ質量放出)も発生します。
このCMEのエネルギーが地球に到達してオーロラが現れます。
黒点とは関係なくフィラメント噴出でもCMEが発生しますが、フレア程頻繁には起こらないので、
期待は薄いでしょう。
ですが、オーロラが現れるのは必ずしもCMEの影響だけとは言い切れないので、
断言は出来ません。

太陽は赤道付近が約27日、極付近が約31日の周期で自転しています。
つい10日程前まで賑やかに太陽の表面を飾っていた黒点郡は、今は地球と反対側に移動しています。
この黒点郡が衰えずにまた地球側に来れば、黒点数もまた増えるでしょう。

宇宙天気ニュースによると、太陽黒点が最後に消滅したのは3年前2011年のこと。
2009年~2008年は太陽黒点0の日が、かなり長い間続きました。
私もこの時期の事はよく覚えています。
2010年、2011年も太陽黒点が少なかったですが、2013年の終わり、去年12月頃から徐々に
黒点数が増えて行き、今年に入って300個に届きそうな日もありました。

やっと太陽活動が元に戻ったのかと思っていたのに、またこんなニュースを聞くことになるとは
予想外でした。私に太陽の予想がつくはずもないですが…

太陽の11年周期説の通り、太陽は約11年毎に南極と北極の磁場が入れ替わってきました。
太陽活動のもっとも盛んな時期に、磁場の反転が起こります。

ところが今回の周期では、もっとも活動が盛んになるはずだった時期に太陽活動か弱まり、
まだ磁場の反転が起こっていません。

太陽観測衛星「ひので」の磁場観測によれば、北極はS極からN極へと変わりつつあるのに、
南極はN極のまま変化が見られないそうです。
北極も南極もN極、赤道付近にS極となり、磁場の4極化と言う、人類が観測した事がない
特殊な事態が起こりつつあります。

ひのでの観測

提供:国立天文台/JAXA  太陽観測衛星「ひので」、太陽極域磁場の反転を捉えた

詳しくは上記のリンクをご参照下さい。

 

人類が太陽黒点を観測したのは1745年から。まだ269年の歴史しかありません。
ちなみに最初に黒点を観測したのは、あの有名なガリレオ・ガリレイです。
太陽が誕生してから50億年という説を信じるなら、50億年の中で4極化現象は
珍しくないのかもしません。

ただ269年の歴史の中で考えられるのは、太陽活動が弱まると小氷期が起こるかもしれない
という事です。過去ににマウンダー極小期の例があります。

温暖化等と言われていますが(特に日本では) 地質学的に見て現在は間氷期です。
このまま、また太陽の活動が弱まってしまったらと思うと不安になります。

Posted in 太陽活動.