太陽フレア発生の影響とハロー型CMEとは

9/11に発生したX1.6の太陽フレアに伴うCME(コロナ質量放出)の影響に因る
太陽風の乱れが地球に近づいています。
早ければもう地球に到達する頃ですが、現在発生している急始型地磁気嵐は、
9/9に発生した別のCMEの影響でに因るものの様です。

宇宙天気

宇宙天気情報センター

上の画像は、宇宙天気情報センターからお借りした9/13 0時42分のデータです。

X1.6の太陽フレアに伴うCMEの影響で、このグラフの数値がどう変わるのか
見守りたい所ですが、明日は朝起きられたらお出かけをする予定なので、
どこまで見守れるか分かりません。

X1.6の太陽フレアに伴うCMEは、綺麗なハロー型です。
太陽全体を取り囲んで360度の方向へ放出されています。

CMEハロー型

宇宙天気情報センター

上の画像を、左から右の順で見ると分かり易いと思います。
地球向きに発生したCMEは宇宙空間全体に広がって行きます。

ハロー型のCMEとは、この様な形の事です。

太陽の裏側で発生したCMEであっても、地球へ影響が届く場合があるのはこの為ですね。

9月13日午前1時の太陽系

STUDIO KAMADA 太陽系の天体の位置を表示する

上記のサイトから、太陽系の内惑星と火星の天体図をお借りました。

太陽を挟んで地球と反対側の位置に近い金星へも、今回のCMEの影響が届くでしょう。
火星も同様です。

磁気圏がない金星や火星では、地表まで影響が届きます。

地球には磁気圏があるので、強いCMEが発生したとしても、地表まで届く影響は極わずかです。
ちなみに水星にも磁気圏があります。

CMEが発生すると、光速で電磁波、高速に近い速度で放射線が向かってきます。
太陽フレアの発生は、X線の変化で自動検出されています。
太陽フレア発生・CME発生の情報が地球に届いたら、宇宙ステーションに居る宇宙飛行士は
直ちに安全圏へ退避しなければなりません。ほんの数分の猶予しかありません。

退避と言っても、船内の壁の厚い部分に避難するだけでなので、
完全に被爆を防ぐのは難しいでしょうね。

2009年の11月にNASAのボールデン長官が来日した際、東大の講堂で講演会を開いたので、
私も聞きに行きました。
その時に長官は、宇宙飛行士なる人は「リスクを恐れない人」だと言っていました。
宇宙へ行くのは、被爆も覚悟の上でしょうか。

宇宙飛行士はともかく、地球上で暮らす人々は、磁気圏で守られているので心配はありませんが、
なんと世の中には、太陽フレアのせいで体調が悪くなった(と思っている)人が居る様です。
病は気からといいますからね。どうぞお大事に。
太陽フレアリスト宇宙天気情報センター 太陽活動の状況 

上の画像は、2013年12月29日から9月11日までの太陽フレアの発生状況のデータです。
細かくて分かり難いと思いますけれど、表の中の赤い部分がXクラスの太陽ブレア、
黄色がMクラス、緑がCクラス、青がBクラス以下です。
太陽フレアとCMEの、規模と向きがどうかは別として、これだけ頻繁に発生しています。

太陽フレアの発生で、いちいち人体に影響が出ていたら、たまった物ではありませんね。
ネタだったら面白いですけれど、本気で誤解する人がいるのは、科学(理科)の教育に
問題があるからだと思います。

話が逸れましたがCMEの発生で生じたプラズマは、電磁波や放射線より遅れて、
太陽風に乗って2~3日後に地球へ到達します。
そしてオーロラ、磁気嵐、デリンジャー現象等が起こります。
CMEの影響で1989年にカナダのケベック州で停電が起こったのは有名です。

wikipedia 太陽嵐 を参照。

この一連の話は、以前書いていたファンブログでも記事にした記憶があります。
あの頃とは自分の理解度が違うので、もう一度書いてみました。
分かりにくさや、伝わりにくさは前と同じかもしれません。

今回のX1.6の太陽フレアに伴うCMEの影響は、どこまで出るでしょうか。
NASAが警告を出している様ですが、NASAって毎度お騒がせなんですよね。
何度もNASAの警告に踊らされてきたので、予算獲得の為に大袈裟に言う事が
多いのではないか?と、最近思っています。

Posted in 太陽活動.

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